Mercury システムが効果的に除去することができない唯一のポリマー絶縁体に分類されるのが、融着性エナメル線です。 この場合は、Odyssey が最適なエナメル線加工機となります。
エナメル線はエナメル液に浸漬され、それによって極めて薄く、非常に丈夫な絶縁層が形成されます。 多数のエナメル処方がありますが、一般的なものはポリイミドです。 Mercury 炭酸ガスレーザーはエナメル絶縁体の一部を除去しますが、ほとんどの場合、数ミクロンの薄い残渣が残ります。 多くの場合、この残渣が効果的な半田処理を妨げます。
非常に細いワイヤーは、ポリアミドやポリイミドによってコーティングされていることが多く、エナメル絶縁として知られています。 こうした非常に薄いコーティングはその高温性能によって選ばれ、コイルで使用されるような高密度のワイヤーを可能にしています。 ワイヤー全体の直径を最小限にするために非常に薄いコーティングを使う必要がある場合、例えば医療用などにも、エナメル絶縁は使用されます。
エナメル線は多くの用途に使用されています。 口径の大きめなワイヤーは、モーターやトランスに使用されています。 口径の小さめなものは、医療用精密パワーツールなどにある電子チョークや精密巻線に使用されています。 またエナメルコーティングは医療用配線でも非常に一般的であり、カテーテル内にも使用されています。 こうした非常に細いワイヤー (<<30 AWG) のコネクタ化を容易にするため、バイファイラ、トライファイラ、またはクワッド配列でリボン化されることがよくあります。 バイファイラは、高周波アブレーションなどの処置が行われる場合に、隣接する組織の温度を測定するためにカテーテルの熱電対としてよく使用されます。
リボン化されたエナメル被覆ワイヤーでは、リボンのファイラの1つのみから絶縁体のウィンドウを除去したい場合があります。 詳細については、リボン加工のページを参照してください。
エナメル線加工の詳細や、貴社の厳密な要件の照会は、弊社のエキスパートに今すぐご連絡ください。